皆さんこんにちは!
「20歳のソウル」でチーフ助監督を務めました、俳優の宮下涼太です。
以前、美術部の方々が作ってくださった素敵な小道具についてご紹介致しましたが
本日も思い入れのある小道具や劇中で使用されている小道具についてご紹介したいと思います!
まずはこちらの小道具から!
こちらの小道具は美術部の方と助監督の伊藤さんが、実物を参考に相談をしながら作成してくれました!
「おめでとう」の綺麗な文字は伊藤さんが書いてくれました!
こちらはまだ途中段階の写真ではありますが、今回、助監督が小道具作成を行った数少ないものの中の一つなので僕の記憶にも色濃く残っています。
続いてはこちら!
こちらは音楽室の指揮台の後ろ側に飾ってあります!
当時、市船吹奏楽部では音楽室の壁に次の行事までのカウントダウンを書いたイラストを貼っていたそうです!
映画では、シーンごとに日付の設定を考えています。
伊藤さんが当時のイベントの日程を調べ上げ、それを参考に美術部の方々が作成してくれています。
シーンごとに日付が違うので、このようなカウントダウンのイラストをいくつも作成してもらい、シーンごとに別のものに貼り替えながら撮影をしていました!
そして最後はこちらです!
こちらは映画で登場するマーチングの楽譜です!
僕たち助監督には音楽に詳しい人がいませんでした。
しかもこちらの楽譜もとても重要なシーンで出てきます。
どうしようかと頭を悩ませている時に
俳優部の音楽指導を担当していたYAMAHAさんに相談すると、
楽譜の作成を快く引き受けてくださいました。
台本を読んで、どんなものが良いのかを考えてくださったり
こちらがイメージしているものをお伝えすると
こうしたら良いと思いますよ
とアドバイスを頂き、書き上げて頂きました。
こちらの楽譜はA3の五線紙4枚にもわたって作成して頂きました。
ちなみに4枚目はこんな感じになっています。
映画を観て頂けたら、なぜこのような楽譜なのかがわかると思います。
とてもリアルで、丁寧に仕上げて頂きました。
誠にありがとうございました。
本日は、映画に出てくる小道具の中で、僕らも作成に携わらせて頂いたり、思い入れのあるものをご紹介させて頂きました!
映画の中に出てくる細かな小道具一つ一つに注目するのはなかなか難しいかもしれませんが、
「こんなのもあったんだ!」
なんて発見して頂けたら、とても嬉しく思います!
本日もご覧頂き、誠にありがとうございました!
©2022「20歳のソウル」製作委員会