2022.03.29
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撮影ノート その② 海の話 後編
20歳のソウル
監督の秋山です
よさこい祭りの稽古を
学校の外で
撮影出来る場所を探して
制作部の松田好太郎と一緒に
僕らは
千葉を走り回りました
そしてある日
好太郎が
車の中でつぶやきました
「あ
砂浜ではなく
芝生が広がる場所がある」
俳優である松田好太郎が
以前
舞台に来てくださった方と
釣りに出かけた場所が
撮影にピッタリではないかと
思い出したのです
その場所は
船橋市ではなく
習志野市でした
千葉県の地図を見ると
わかるのですが
船橋市と習志野市は
とても近く
隣接しているのです
船橋市を中心に探していたので
思いつかなかった盲点
そうして
たどり着いたのが
習志野市の
茜浜緑地公園でした
太陽は燦燦と輝き
キラキラと光る海
そして
なだらかに広がる緑地
昼間だというのに
人が少なく
密にならない撮影が可能だと思われます
一目で
この場所を好きになりました
その場から
好太郎が市に電話して
担当者と話し
ロケが可能であることを確認
すぐに
企画書と本を持ち
ロケ交渉へ
このスピード感が
撮影を決めて行く上では
何より大切だと思います
こうして
茜浜緑地公園が
よさこい稽古シーンの
ロケ場所に決定しました
この場所へは
撮影のため
二回通いました
高校時代のエピソード
と
卒業後のエピソード
どちらも
映画20歳のソウル
にとって
かけがえのないシーンです
太陽の位置にも
こだわりがあったので
撮影時間を
ピンポイントで選び
天気予報と
睨めっこする毎日でした
どのような
天気で
どのような
空の色
どのような
海の輝きとなったか?
是非是非
スクリーンでご覧ください
映画の神様に
感謝します
ありがとうございました
©2022「20歳のソウル」製作委員会