20歳のソウル
監督の秋山です
この写真は
岡本太郎さん?
いや
中井さんの
20年前
舞台演出家時代の写真です
今日は
中井由梨子さんについて
書きたいと思います
昨夜は
20歳のソウル
完成披露試写会でした
ご来場くださった皆様
ご応募してくださった皆様
応援くださった皆様
ありがとうございました
スクリーンにたどり着くまでの
五年を思うと
感無量でありますが
僕以上に
長い時間
大義くんと向き合って来た
中井さんにとっては
大切な一日だったに違いありません
2017年4月28日
ちょうど5年前に
中井さんは
高橋健一先生から
メッセージをもらい
一人で市船吹奏楽部に向かいました
その日は
10年勤めて
作家に専念するために退職した
中井さんの送別会が予定されていた日でした
あの日
中井さんが
自らの大切な送別会を辞退して
高橋健一先生に会いにいかなければ
20歳のソウルは
存在しなかったと思います
あの日から5年
中井さんは
まず
「Jasmine〜神様からの贈り物」
という舞台で
大義くんの物語を上演して
原作
20歳のソウル
を書き
映画化が決定すると
自ら、シナハンで
市船に通い
リアルな脚本を20稿まで書き
そして
ロケハンにも立ち会い
クランクインすると
自ら
現場プロデューサーとして
撮影に立ち会い
ご家族、俳優部をアテンドしたり
走り回って
現場を進行して
まだ
終わりません
撮影終了後の
ご挨拶から
全てのイベントに足を運び
大義くんの物語と
向き合ったのです
それは
普通
原作者や、脚本家が
やることではない
そんなことを
言う人が
たくさんいました
しかし
普通って
なんでしょう?
「常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションである」
アインシュタインの
有名な言葉です
5年の月日を
この映画に捧げた
中井さんの献身無くして
20歳のソウルが
存在出来なかったことだけは確実です
大義くんと一緒に
僕が言います
中井さんありがとう
©2022「20歳のソウル」製作委員会