『20歳のソウル』Production Notes

2022.04.29
最新情報
中井さんおめでとう

20歳のソウル

監督の秋山です

 

この写真は

岡本太郎さん?

 

 

いや

中井さんの

20年前

舞台演出家時代の写真です

 

今日は

中井由梨子さんについて

書きたいと思います

 

 

昨夜は

20歳のソウル

完成披露試写会でした

 

ご来場くださった皆様

ご応募してくださった皆様

応援くださった皆様

ありがとうございました

 

スクリーンにたどり着くまでの

五年を思うと

感無量でありますが

 

僕以上に

長い時間

大義くんと向き合って来た

中井さんにとっては

大切な一日だったに違いありません

 

2017年4月28日

 

ちょうど5年前に

 

中井さんは

高橋健一先生から

メッセージをもらい

一人で市船吹奏楽部に向かいました

 

その日は

10年勤めて

作家に専念するために退職した

中井さんの送別会が予定されていた日でした

 

あの日

中井さんが

自らの大切な送別会を辞退して

高橋健一先生に会いにいかなければ

 

20歳のソウルは

存在しなかったと思います

 

 

あの日から5年

 

中井さんは

まず

「Jasmine〜神様からの贈り物」

という舞台で

大義くんの物語を上演して

 

 

原作

20歳のソウル

を書き

 

 

映画化が決定すると

 

自ら、シナハンで

市船に通い

リアルな脚本を20稿まで書き

 

 

そして

ロケハンにも立ち会い

 

 

クランクインすると

自ら

現場プロデューサーとして

撮影に立ち会い

ご家族、俳優部をアテンドしたり

走り回って

現場を進行して

 

 

まだ

終わりません

 

 

撮影終了後の

ご挨拶から

全てのイベントに足を運び

 

 

大義くんの物語と

向き合ったのです

 

 

それは

普通

原作者や、脚本家が

やることではない

 

 

そんなことを

言う人が

たくさんいました

 

 

しかし

普通って

なんでしょう?

 

「常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションである」

 

アインシュタインの

有名な言葉です

 

 

5年の月日を

この映画に捧げた

中井さんの献身無くして

 

20歳のソウルが

存在出来なかったことだけは確実です

 

 

大義くんと一緒に

僕が言います

 

 

中井さんありがとう

 

©2022「20歳のソウル」製作委員会