皆さんこんにちは。
中井由梨子です。
5月に入り、本当に公開日が近づいてきましたね。このプロダクションノートでも、さらに映画のメイキングの様子をさらに充実してお伝えしつつ、公開までの宣伝活動の様子などもお伝えしていきます!!
さて、4月28日の完成披露試写会に映画の撮影時にご協力をいただいた方が観に来てくださり、感想をお寄せくださいました。
とても素敵なご感想でしたので、ご紹介させていただきたいと思います!
「"今"を懸命に生きれているのかなと今一度自分と向き合うことの大切さを教えてくれた作品で、涙が止まりませんでした…
何気なくすごしてる一分一秒も誰かにとっては願っても手に入らないものかもしれない、時間という無限にはないものを大事にしようと胸が熱くなりました。
生徒や先生、部活動の人間関係に悩んだり、思春期にしかない、まっすぐで複雑な感情は、大人になるに連れて向き合いづらくなったり忘れていく気がします。綺麗な言葉で置き換えようとしたり。
でも大義くんのどうしようもなくなって叫びながら走るシーンや、大義くんの強さが、野球部の友達、親友、お母さん、大義くんを囲む全ての人と、映画を観る人の日常の、もどかしさを吹き飛ばしてくれているように思いました。
私も体が弱かったり手術をした時、どうしてこんなに辛い思いをしなきゃいけないんだろうと大義くんと似たような事をずっと考えて、辛くなっていた時期を思い出しました。
でも時間も人生も平等に与えられている訳ではなくても、生きていることが幸せで、過去でも未来でもなく今を1番大切にしたいと改めて強く思いました。
先生の「人はみんな死ぬ。」という台詞が頭にすごく残っていて、
生きている人に全員に当たり前にある死は、どんな時もかなしく受け入れ難いもので、でも死があるからこそ生きているうちに出来ることを、全力でしなければいけない、粗末にしてはいけないと思いました。
また真剣に音楽と向き合う吹奏楽部の生徒たちや先生との絆をみて、音楽や、作品はその中に人の魂が宿って永遠に人の心に紡がれて残っていくものなのだと感動しました。
実話であるこの映画に、少しでも出させて頂ける機会を頂けたことを心から嬉しく思います…
この作品からもらったこの気持ちたちを毎日忘れずに、大切な人と時間を、大切にして過ごします。
本当にありがとうございました!!」
私たちの伝えたかったことを、心全部で受け止めてくださったような丁寧なご感想、ありがとうございます!
秋山監督が試写会で仰っていたように
見た方お一人お一人の中に、それぞれの「20歳のソウル」が生まれます。
皆さんの心にも、皆さんだけの「20歳のソウル」が生まれる日が、少しずつ迫っています!!
©2022「20歳のソウル」製作委員会