皆さんこんにちは!
「20歳のソウル」でチーフ助監督を務めました、俳優の宮下涼太です。
今日は昨日までに引き続き野球場シーンの裏側について、ついに最終回です!!
撮影当日と撮影後のお話について、一部松谷さんのインタビューを含めてお伝えします。
野球場シーンは迫力満点です!
広いグラウンドでプレーをする野球部の選手、
客席では応援する野球部員、吹奏楽部、そしてたくさんの観客がいます。
なんとこの日の撮影のために、実際の市船ダンス部も駆けつけてくださいました!
迫力満点の野球応援シーンは、まさに市船の応援そのものです!
この日の撮影のために用意されたカメラの台数は・・・
なんと8台!!!
普段から常時4カメを使用する秋山組ですが、
この日は限られた時間内で大掛かりな撮影ということで、
いつもの倍の数を用意して挑みました!
ついに撮影開始!
監督、助監督の僕と伊藤さんはスタンドで撮影準備を、
グラウンドではユニフォームを着た松谷さんが仕切りを、
大人数の撮影に最少人数のスタッフ
さばききれない部分はスタイリスト助手の橋谷さん、記録の吉木さん、制作部の方や原作者の中井さんがカバーをしてくれました。
(左:秋山監督/右:吉木さん)
(橋谷さん)
(左:伊藤さん/右:中井さん)
当日のグラウンドでの様子を松谷さんに伺ってみました。
宮下
「グラウンドの様子はどうだった?」
松谷
「グラウンドは熱気にあふれてましたね!
ベンチは “声出そうぜー!”って自然と盛り上げくれて。」
宮下
「そうだったんだ!
あと今回はかなり計算された演出プランだったよね。
撮影の時間内にうまくいくか不安だと言っていたけど、当日どうだった?」
松谷
「そうですね。
監督からすごく細かい演出プランを頂いていたので、みんなに事前に説明して撮影に臨みました。」
細かい演出プランでプレーを連続して続けるのは、とても難しいことです。
そこでなんと奇跡的なことが起こりました。
プレーが想像以上に連続して進み、監督はカットをかけずにプレーが進むのを見守っていると、長いシーンでカットがかからずに、細かい演出プラン通りうまくいったんです!
あれは本当にびっくりしました!」
宮下
「あの時はスタンドも本当に盛り上がったよ!」
松谷
「グラウンドから聞いていて、スタンドの応援がすごかったですもん!
そのおかげでプレーする選手もさらに盛り上がったんだと思います!」
撮影が終わったときはすっかり日が暮れていました。
グラウンドで大きな声で指示を出していた松谷さんの声はがらがら。
そして今回参加してくださったエキストラの皆さん一人一人に御礼を伝えながら、
20歳のソウルTシャツを配る中井さん、プロデューサーの松本さん、佐藤浩市さんのチーフマネージャーの笹野さんの姿が。
その中には今回スタッフが不足していると聞き、応援に駆けつけてくれた南翔太さん(僕が所属する東京やんちゃボーイズのリーダー)の姿もありました。
激動の1日を一緒に戦ってくれた南さんにも秋山監督から市船ジャージをプレゼント。
青ジャの3人でパシャリ!
(左:吉木さん/中央:松田さん/右:南さん)
秋山組の現場は全員野球!
それぞれが足りない部分をみんなで補い合います。
野球場シーンの撮影もまさにその全員野球で、
難しいと思われた撮影を乗り切りました!
野球場シーンの撮影時は、夕方は寒さの残る季節でした。
そんな中、吹奏楽部の皆さんやダンス部の皆さんには、真夏の野球応援の格好で長時間の撮影にご協力いただきました。
観客として参加してくださった皆さんは、実際の市船タオルや応援グッズをご持参いただきました。
野球部員として参加してくださった皆さんやご紹介頂いた方々。
本当にたくさんの方々のご協力なくしては撮影は成り立ちませんでした。
誠に感謝申し上げます。
撮影の翌日、お借りしたユニフォームの手洗いをしたのですが、原作の中井さんと、そして市船吹奏楽部の皆さんが手伝ってくださいました。
誠にありがとうございました。
野球場シーンはキャスト、スタッフ、ご協力頂いた皆さんの思いが奇跡を生んだ熱いシーンとなっております!
是非、劇場でご覧になってください!
本日もご覧いただき誠にありがとうございました!
©2022「20歳のソウル」製作委員会