皆さん、こんにちは。
中井由梨子です。
18日に予告編解禁と共に、数々のテレビ番組で映画について取り上げていただいた録画を拝見しました。
大義くんの物語が、いよいよ広く皆さんにお伝えできる喜びと、きちんとした形でお届けしなければ、という責任を改めて感じました。
公開日の5月27日まで、一日一日大切に過ごしていきたいと思います。
さて、昨日は大義くんのお誕生日ということで、大義くんに会いに行きました。
大義くんのお母様の桂子さん、秋山純監督、ユッコ役の佐藤美咲さん、助監督チーフの宮下涼太くん、記録係だった吉木遼くん。
コアなメンバーで、とてもアットホームなお参りでした。
雨予報の空は、青空。
温かな春の風が吹いていて、心軽く出かけることができました。
コーラを7本購入。
今日は、大義くんと映画の完成を祝って乾杯したかったのです。
一年前の3月19日。
映画「20歳のソウル」はクランクインしました。
少数精鋭がポリシーの秋山組。
俳優がスタッフを兼任する全員野球スタイル。
コロナ禍での大規模ロケ。
毎日、毎日が喜びと驚き、苦しさと葛藤、不安と緊張に溢れて、眠れない日々。
1シーン、1シーン、ギリギリの準備に駆けまわりながら、必死で、心を込めて撮りました。
この映画が他の映画と大きく違っている点は、きっとこの制作過程にあると思います。
御覧いただければ「普通と違う」感じが良くお分かりいただけると思います。
予告編でも垣間見えるかもしれませんが、限りなくドキュメンタリーに近い映像です。
それは本当に市船で、本物の音楽室で、大義くんが実際に立った舞台で、映画を撮らせていただいたおかげかもしれません。
市船吹奏楽部の現役生が出演しているからかもしれません。
多くのロケを船橋で行ったからかもしれません。
けれど何よりも大きいのは、この映画に携わったすべての方々の心に、大義くんへの敬意と愛情があるからだと私は思っています。
それは、自分に与えられた過酷な試練に果敢に立ち向かい、人に優しくすることを忘れず、感謝を忘れず、精一杯生きたことへの敬意だと思います。
この映画に携わったすべての皆さんは、大義くんとの縁があって繋がっている。
今、このプロダクションノートを読んでくださっている貴方とも縁があり、
そしてこれから、この映画を通して出会ってくださる皆様も、何か縁があって繋がっているのだと思います。
この縁の輪を広げていくこと。それがこれからの私たちの仕事です。
大義くん、まだまだ見守っていてくださいね。
©2022「20歳のソウル」製作委員会