2022.03.28
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撮影ノートその② 海の話 前編
20歳のソウル
監督の秋山です
市船吹奏楽部は
よさこいソーラン祭りへ
参加することが
通例となっています
それは
高橋健一先生の
音楽というもの
部活というものへの
深い愛情から
行われている行事で
大義くんの高校時代を語り継ぐためには
大切なシーンのひとつです
映画
20歳のソウルでも
よさこいの稽古シーンは
大切な意味を伝える
大切なシーンとして
映画に登場します
春になると
市船吹奏楽部の生徒たちは
楽器の稽古と並行して
よさこいの稽古に
力を注ぎます
体育館や
屋上の
稽古に加え
河原や広場での
稽古も重要です
大義くんは
市船吹奏楽部
よさこい祭りの旗士でした
※撮影:市船吹奏楽部親父会
大旗を誇らしく振る
稽古のシーンは
勇壮かつ華やかに撮影したい
冬の間から
ロケハンを重ねました
最初は
市船から近い場所で
集団で踊れる場所を探しました
撮影予想時間の太陽の位置や
スペースの広さ
市船からの距離
船橋の皆さんが慣れ親しんだこの場所も
とても魅力的だったのですが…
撮影が
春休み期間ということもあり
緊急事態宣言明け
きっと
たくさんの人が
訪れるに違いない…
万が一のことがあってはいけません
他の候補を探そうと
松田好太郎とともに
千葉を走り回りました
発想を転換して
海岸を探しました
しかし
砂浜では
よさこいを踊ることは出来ません
地図を見ながら
千葉の海を巡ります
地元の皆さんからも
たくさんの情報をいただきました
ある日
あ…
車の中で
好太郎がつぶやきました
砂浜ではなく
芝生が広がる場所がある‼️
我々は
好太郎が運転する車で
海岸に向かいました
(明日に続きます)
©2022「20歳のソウル」製作委員会