皆さん、こんにちは!
中井由梨子です。
今日は公式から何やら大事な発表があるようですよ☆
皆さま、ホームページやTwitterにご注目くださいね!
さて、映画の撮影現場の裏側ではいろんなスタッフの人が働いています。昨日はスタイリストチームをみやしーがご紹介しましたが、今日は「小道具」というお仕事についてご紹介したいと思います。
その昔、私もテレビの連続ドラマの現場に助監督として参加した過去があります。その時初めて「小道具」というセクションがあることを知りました。
「小道具」さんは何を用意するのかというと、基本的には「俳優さんが持つもの」が担当になります。
具体的には、鞄や腕時計、指輪などが小道具に入ります。一見、衣装部の担当かと思えるような、靴や帽子、メガネなども「小道具」のカテゴリーに入ります!
今回でいえば、卒業式のシーンで神尾さんたちが胸につけるコサージュや卒業証書なども「小道具」さんがまとめていましたね。
俳優さんが一番使ったり身に付けたりする、とても大事なセクション。「20歳のソウル」でその担当に入ってくださったのは、ベテランの森谷美千代さんです!
俳優さんの衣装合わせの時から森谷さんはプロ中のプロ!あらゆる種類の靴や時計を用意して監督のイメージに近いものを揃えようとします。また、今回は市船の指定鞄や上履きなども大量にあり、野球シーンではスパイクなども余分にたくさんご用意いただきました。
いつもハイエースを運転して早くから現場入りし、目まぐるしいスケジュールの撮影に間に合うように凄いスピードで準備を進めていました!
森谷さんがこだわった小道具のひとつに、大義と夏月が腕につけるミサンガがあります。
これは、宮田愛来さんが病床の大義くんに、実際にプレゼントしたもので「FIGHT」という文字が織り込まれています。
この写真でミサンガを持っているのは大義くんご本人です。指が長くて、音楽家の手だなぁと思います。
これを、本物に近いものを用意しようと、愛来さんから写真を見せてもらい、業者の方に説明して、近いものを作ってもらったんです。
また、愛来ちゃんはパイナップルが好きなので、夏月が持っているサックスケースに、さりげなくパイナップルのキーホルダーをつけているんです☆この拘り、私はとっても嬉しく、感謝しました。
細部に渡るスタッフの皆さんの作品にかける想い、ぜひじっくりご覧ください!
©2022「20歳のソウル」製作委員会