20歳のソウル
監督の秋山です
克典さんと
初めてご一緒したのは
金曜ナイトドラマ
「特命係長只野仁」
これは
シーズン1の時(2003年)
あの頃ふたりは
若かった??
いや…
変わりすぎてるのは
僕だけかな
克典さんは
20年前も今も
ずっと若々しく
カッコいい
只野仁撮影中は
体脂肪率を落とすために
チキンとスープしか
口に入れなかったり
トップランナーであり続けるには
きっとたくさんの苦労があるはずですが…
そんな中でも
主演の時は
目配りを欠かさない
ワンシーンだけのゲストや
ふんふん(わかる人にはわかる)で
絡む俳優部の
緊張感を解くために
笑わせたり
ビシッと締めたり
俳優でありながら
プロデューサー視点を持って
作品を愛する姿勢は
一貫して変わらない
心からリスペクトしてます
今回
高橋克典さんが演じる
星野医師は
病気を告知して
大義くんと
病気と
最後まで
真っ正面から向き合う役です
厳しい役です
撮影中に
心の底から
笑顔になる瞬間は
なかったと思います
クランクアップの時の写真
この表情を見るだけで
泣けてきます
克典さん…
ありがとうございました
星野医師は
原作には登場しません
なぜか?
中井さんが
「闘病の姿は
どうしても書けない」
と
あえて
書かなかったからだと聞きました
最初の脚本打ち合わせでも
闘病中の描写に
担当医師は書かれていませんでした
僕は
どうしても
大義くんと
病気と
最後まで向き合い
ともに闘った
担当医師を書いて欲しかった
太陽の光溢れる青空の下
青春を謳歌した
高校時代とともに
大義くんが
どれだけの勇気で立ち向かったのか
想像も出来ない
二年間のことを
伝えて欲しかった
映画のスタッフで
大義くんの部屋を
見せていただいたことがありました
今も変わらぬ
大義くんの部屋で
自筆のメモを見せていただきました
(その時の衝撃は
一月三日と五日に
新聞に掲載していただいた
幻冬舎文庫の
20歳のソウルスペースに
寄稿させていただきました)
数日後に
中井さんから
連絡をもらいました
「高橋克典さんに、演じていただけたら、書けるかもしれない」
明日に続きます
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