皆さんこんにちは!
「20歳のソウル」でチーフ助監督を務めました、俳優の宮下涼太です。
今日は映画「20歳のソウル」のロケ地についてお話したいと思います。
作品がより良い作品となるためには、『ロケ地』もとても大切な要素となります。
監督やプロデューサー陣が話し合い、時間をかけて色々なロケ地の候補が上がり
ロケハンやロケ地交渉へと移ります。
そして今回、ロケ地の交渉という大役のほとんどを担ったのがこの方!
松田好太郎さんです!
松田さんも普段は俳優として活動しながら、「20歳のソウル」ではスタッフとして参加された方の一人です。
今回「20歳のソウル」ではロケ地探しに難儀することもありました。
そのうちの一つが病院のロケ地です。
病院は患者さん、お見舞いの方、スタッフの方などたくさんの人が出入りします。
当時もコロナの状況を考えると、千葉県の実際の病院を借りることは難易度が高く
移動のことを考えると、都内のロケスタジオを借りることはスケジュール的に厳しい
そんな中、ミラクルは起きました。
最後の最後に候補として挙がった船橋市にある施設。
なんと
その施設はまだオープン前で、市船のすぐ近くに建設中だったのです。
しかし、オープンを控えた新しい施設
そして今後コロナがどうなるかわからない状況
交渉は難しいのではないかと思われました。
初めてロケ地として使用したいとお願いした時は、さすがにびっくりされたそうです。
まだ完成していない施設です。
設備も、すべて整っているわけではありませんでした。
それでもロケ地としてお貸しいただけたのは、松田さんの熱意でした。
「20歳のソウル」が、いかに素晴らしい映画であるか
原作・脚本の中井さん(松田さんの師匠です)が
どれほどの想いでこの本を書いたのか
秋山組のメンバーが、この映画にどれだけかけているか
その交渉が、一つのドラマのようでした。
撮影の時も施設の方々には本当にたくさん助けていただきました。
施設で使用予定の機材を貸していただいたり
キャストやエキストラの方々の控室や支度部屋としてのお部屋も貸して頂きました。
また、併設している診療所はオープンしていたのですが
撮影日には我々と患者さんが遭遇することのないように
と、あらゆる面でご配慮いただきました。
なかなか見つからなった病院のロケ地でしたが
結果、素晴らしい場所で、これ以上ない撮影をすることができました。
なんといっても、厳しい状況の中
撮影に最大限のご協力、ご配慮いただいた施設の方々には
本当に感謝しきれない思いです。
どんなシーンになっているのか
是非、皆さんも劇場で観てみてください!
また、松田さんの起こしたミラクルはこれだけではありません!
そのお話は、また次の機会に書かせていただきます!
本日もご覧いただきありがとうございました!
©2022「20歳のソウル」製作委員会