皆さんこんにちは。
中井由梨子です。
昨日は、調布にある日活撮影所にて、最後のダビング作業が終わりました。
秋山純監督のクランクアップです。
監督、本当に本当にお疲れさまでした!!
(秋山監督のblogより)
秋山監督はこの映画の、最初の企画者でもあります。
監督がいなければ、中野での舞台「JASMINEー神様からのおくりものー」も(この舞台の話についてはまたいつか)、小学館出版の単行本も、幻冬舎文庫も、そして今回の映画もありませんでした。
すべての始まりは2017年4月12日。
秋山監督が、朝日新聞の記事を私に送ってくださったことから大義くんプロジェクトはスタートしました。
この時の様子は、詳しくはこちらをご覧ください。
✦「誰も知らない取材ノート」中井由梨子✦
https://note.com/1000000000/n/n3468ebfff1ce?magazine_key=mfbb49fad947c
この朝日新聞の記事での大義くんの告別式の映像。
今でもここから見ることができます。
https://www.asahi.com/articles/ASK3Y44VVK3YULZU008.html
(実際のご葬儀での演奏)
衝撃的で、何度も何度も見返しました。
「映画のようだ…」と思いました。
5年の月日が経ち、この映像に映っている方々の多くが私にとって大切な方々となった今、もう一度この映像を見ると、生温かい感情が噴出してきます。
私にとっては、この映像のこの瞬間が、一歩一歩近くに感じます。最初に見た時よりも5年も時間が経っているのに、逆に私にはこの日が近く近く感じるのです。
映画では、この告別式のシーンは、実際に大義くんの告別式を執り行った古谷式典ゆいまき斎苑さんの多大なご尽力で、この日とまったく同じスタッフの方々が、まったく同じ祭壇を飾ってくださいました。
今でも、このシーンを撮影した日のことは、思い出すと心が締め付けられる思いがします。
秋山監督は企画者として、監督として、この映画の細部に至るまで心を尽くしています。
その想いが、劇場に来てくださるすべての皆様に届くことを心から願っています。
(大義くんの元恋人の愛来さんと)
ついに、映画が完成いたしました。
大義くん、いよいよだよ!
明日は、再び助監督の宮下くんにバトンを渡します。
©2022「20歳のソウル」製作委員会