『20歳のソウル』Production Notes

アーカイブ:2022年4月
2022.04.30
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皆さん、こんにちは。

中井由梨子です。

 

28日の完成披露試写会、たくさんの方にご応募いただき、満席の会場でのお披露目、本当に嬉しかったです。大義くんのご家族や友人、大切な方々も来てくださり、市船グッズの販売もあり、心温まる素敵な会でした。

 

集まってくださった俳優の皆さん、盛り上げてくださったスタッフの皆さん、そして応募してくださった全ての皆様、この映画を知ってくださった皆様に心からの感謝をお伝えしたいです。

 

 

さて、一夜明けて昨日は。

船橋駅直結の東武百貨店さんが、「20歳のソウル」の特別展示を大々的に行ってくださっているとのことで、秋山監督と、記録として参加した俳優の吉木遼くんと一緒に訪れました!

 

凄い。

巨大パネルの数々に、皆様の本気を感じました。

監督とご一緒に、パネルにサインさせていただきました。

大義くん、ありがとう!

 

 

 

動画1(クリックして再生)

 

サイン中に、お声がけくださった皆さん、ありがとうございます。そして立ち止まって写真を撮って下さった皆さん、映画をよろしくお願いします!

 

 

そして。

6階旭屋書店さんでの、この素晴らしい陳列!

映画を間近にした新しい帯です。

 

 

どこまでも続く「20歳のソウル」パネル!

圧巻でした・・!

 

 

本当なら今日あたりから店頭に並ぶ予定だったそうですが「一日も早く出したい!」という旭屋書店さんの熱い想いと共に、幻冬舎の皆さまも一緒に作業を進めてくださったとか。中には、編集を担当してくださった武田さんも自らお手伝いくださったとのことで、もう皆さまのお気持ちに感激しています。

 

ありがとうございます。

 

 

そのあと、久しぶりに高橋先生にお会いしました。いつもですが、先生にお会いすると、生徒の1人になった気持ちになります。

 

昨日のプロダクションノートで、秋山監督が私の5年間を書いてくださりましたが、私が歩んだ道はとてもユニークで、高い山をなんどもよじ登って越えていくような、体当たりの毎日だった気がします。

 

けれど、その険しい道の先で、大義くんと一緒に見た景色は、他の誰も手に入れることができない私だけの、宝物のような景色でした。

 

その景色が胸の奥にある限り、私はこれからの人生も、生き切っていけると思っています。

 

 

大義くん、ありがとう。

 

2022.04.29
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20歳のソウル

監督の秋山です

 

この写真は

岡本太郎さん?

 

 

いや

中井さんの

20年前

舞台演出家時代の写真です

 

今日は

中井由梨子さんについて

書きたいと思います

 

 

昨夜は

20歳のソウル

完成披露試写会でした

 

ご来場くださった皆様

ご応募してくださった皆様

応援くださった皆様

ありがとうございました

 

スクリーンにたどり着くまでの

五年を思うと

感無量でありますが

 

僕以上に

長い時間

大義くんと向き合って来た

中井さんにとっては

大切な一日だったに違いありません

 

2017年4月28日

 

ちょうど5年前に

 

中井さんは

高橋健一先生から

メッセージをもらい

一人で市船吹奏楽部に向かいました

 

その日は

10年勤めて

作家に専念するために退職した

中井さんの送別会が予定されていた日でした

 

あの日

中井さんが

自らの大切な送別会を辞退して

高橋健一先生に会いにいかなければ

 

20歳のソウルは

存在しなかったと思います

 

 

あの日から5年

 

中井さんは

まず

「Jasmine〜神様からの贈り物」

という舞台で

大義くんの物語を上演して

 

 

原作

20歳のソウル

を書き

 

 

映画化が決定すると

 

自ら、シナハンで

市船に通い

リアルな脚本を20稿まで書き

 

 

そして

ロケハンにも立ち会い

 

 

クランクインすると

自ら

現場プロデューサーとして

撮影に立ち会い

ご家族、俳優部をアテンドしたり

走り回って

現場を進行して

 

 

まだ

終わりません

 

 

撮影終了後の

ご挨拶から

全てのイベントに足を運び

 

 

大義くんの物語と

向き合ったのです

 

 

それは

普通

原作者や、脚本家が

やることではない

 

 

そんなことを

言う人が

たくさんいました

 

 

しかし

普通って

なんでしょう?

 

「常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションである」

 

アインシュタインの

有名な言葉です

 

 

5年の月日を

この映画に捧げた

中井さんの献身無くして

 

20歳のソウルが

存在出来なかったことだけは確実です

 

 

大義くんと一緒に

僕が言います

 

 

中井さんありがとう

 

2022.04.28
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皆さんこんにちは!

「20歳のソウル」でチーフ助監督を務めました、俳優の宮下涼太です!

 

 

今、船橋が熱いです!!!

船橋駅に隣接した東武百貨店船橋店にて、「20歳のソウル」公開記念フェアを実施しているんです!!!

期間は2022年4月27日~6月21日までです!

 

先日、公開記念フェアに向けた準備があるとのことで僕も船橋までお手伝いに行ってきました!

結果、プロの仕事のため何もお手伝いできなかったのですが(笑)

それでも船橋駅、そして東武百貨店船橋店がすごいことになっていくのを実際にこの目で見てきました!!!

本日はその様子を熱くお伝えしたいと思います!!!

 

 

まずは船橋駅のコンコースから!
柱には「20歳のソウル」ポスターがずらり!

 

 

そして反対の面には「20歳のソウル」公開記念フェアポスターも!!!

 

 

しかもこれだけではありません!!!

 

なんの変哲もないこちらの白壁

 

 

只今、作業中…

 

 

少しずつ全貌が見えてきました…

 

 

そして出来上がったのがこちらだー!!!

どーん!!!

 

 

「20歳のソウル」超巨大パネルです!!!

通りすがりの人みんなが振り返るこちらのパネル

それもそのはずです!

 

なんとこちらのパネル、

縦3メートル超、横5メートル超もあるんです!!!

本気でこれはすごいです!!!

最初に完成したのを見たときは開いた口が塞がりませんでした!

 

 

更に、駅前のロータリーからは20メートルもある「20歳のソウル」の懸垂幕が見られます!!!

 

 

これだけではありません!!!

東武百貨店船橋店の7階では「20歳のソウル」の写真展を開催しております!

 

 

僕も写真を見させていただきましたが、素敵な写真ばかりでした!

「これはあのシーンの時の写真だなぁ」なんて思い出しながら、

本当にこの作品がたくさんの方々に届いてほしいなと考えていました。

 

東武百貨店船橋店さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。

誠にありがとうございます。

 

 

さて、本日のレポートいかがだったでしょうか?

船橋駅を降りたらびっくりするくらい「20歳のソウル」です!(笑)

 

東武百貨店船橋店の「20歳のソウル」公開記念フェアは6月21日までです!

ご都合のつく方は是非、足を運んでみてくださいね!

 

本日もご覧いただき誠にありがとうございました!

2022.04.27
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皆さん、こんにちは。

中井由梨子です。

 

このプロダクションノートも90回を迎えました。

毎日毎日読んでくださっている皆様、ありがとうございます!

 

今日から1ヶ月後の5月27日、いよいよ「20歳のソウル」公開となります!

 

このノートでも、多くのスタッフの皆さんをご紹介してきました。

今日は、とても大切なセクションを担ってくださった

アクション・スタントチームをご紹介させてください。

 

「20歳のソウル」でスタント?アクション映画じゃないのに?

そう思われる方も多いかもしれません。

しかし映画でのスタントチームは、単に派手な殺陣や身体を使ったアクションだけでなく、

危険な高い場所での撮影や、車の走行・運転シーンでの牽引なども担っているのです。

 

今回、そのスタントをお願いしたのは秋山監督と旧知の仲、シールズの高橋昌志さんです。

 

 

高橋昌志さんは、秋山監督がテレビドラマのディレクターを務めていた頃から、

カーアクションや水中撮影など、カッコ良いアクションシーンを彩ってこられました。

 

 

そして「20歳のソウル」では、その全幅の信頼に応えて、

前述のような高所、車のシーンを安全に円滑に進められるよう段取ってくださいました。

 

どのシーンかは、映画をご覧になった際に探してみてください!

ヒントは、どのシーンにも、斗真(佐野晶哉さん)が登場しています☆

 

 

「スタントマンというのは、誰よりも慎重で怖がりじゃないといけないんです。命知らずに無鉄砲に突き進んでしまったら必ず怪我をする。ダメだと思ったら無理をしない。じゃないと命がいくつあっても足りないでしょ」

 

 

そんなことを昌志さんが以前仰っていました。

 

スタントマンはカッコよくて怖いもの知らず、勇気があってどんな難所にも果敢に、人間ができる技の限界に挑む人たちです。けれど、だからこそ、たった一つの命の尊さをしっている。そんな気がします。

 

 

 

ここで、ある方をご紹介させてください。

 

私は以前、高橋昌志さんの弟さんで、同じスタントマン出身でありプロ級のサーファー、映画プロデューサーでもあった高橋幸司さんの手記の出版で、構成として関わったことがあります。

 

 

末期の肝臓がんにより48歳の若さで余命2ヶ月と宣告された幸司さんが、それから1年半という年月を生き永らえ、命とギリギリまで向き合った力強い記録です。

 

「まだ望みはあります」高橋幸司著(さくら出版)

http://sakurasha.com/2019/05/%e3%81%be%e3%81%a0%e6%9c%9b%e3%81%bf%e3%81%af%e3%81%82%e3%82%8a%e3%81%be%e3%81%99/

 

幸司さんが病床でつぶやいた言葉。

 

「俺も映画撮らなきゃな。こんなとこで寝てる場合じゃない」

 

幸司さんは2019年5月30日に、大義くんと同じ場所へ逝ってしまいました。

心のどこかで「幸司さんなら大丈夫」と思っていた自分がいて、私は呆然としました。

 

たった一つの尊い命。

 

映画「20歳のソウル」の脚本は、幸司さんの取材で共に過ごした時間に支えられて描いています。治療の様子も病と向き合う怖さも。失った時のなんとも表現できない空しい想いも。

 

あの日、幸司さんがつぶやいた言葉を引き継いで、まだこの世に留まっている監督と私は、映画を作りました。希望の映画を作りました。

 

 

大義くんと一緒に、幸司さんが見てくださっていることを願います。

2022.04.26
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皆さんこんにちは!

「20歳のソウル」でチーフ助監督を務めました、俳優の宮下涼太です。

 

 

今回は「20歳のソウル」で大活躍したメイクスタッフをご紹介したいと思います!

「20歳のソウル」では、田中紫央さん、ナカヤスミクさん、みうらまいかさんの3名がヘアメイクスタッフとして参加してくださいました。

 

3名とも何度も秋山監督の作品に参加してくださっている方々で

秋山組をよく知るメンバーでもあります。

 

 

今回は、3名のうち、ナカヤスさんにロケの時のお話やヘアメイクというお仕事についてお伺いしてみました!

 

 

 

宮下

「まず、ヘアメイクというお仕事について

映画の現場ではどのようなことをしていたのか教えてもらえますか?」

 

ナカヤス

「映画の現場では、現場入りして準備した後

スケジュールに沿って俳優部のヘアメイクに当たります。

撮影現場でも汗をかいたり直しなどもあるので、現場に残る人と、

順番に入ってくる俳優部の準備をする人と手分けしてやっている感じです。」

 

宮下

「20歳のソウルでヘアメイクとして意識していたことなどはありますか?」

 

ナカヤス

「今回は、高校でも学年の違うシーン

そして卒業後のシーンなど、何年間にも渡る物語でした。

なので、その年代の人として俳優部が演じやすいようにヘアメイクすることは意識していました。」

 

 

宮下

「そうだったんですね!

たしかに、俳優は実年齢とは全然違う年齢を演じることもたくさんあるけど、物語の中で年齢が変わっていくと、メイクで外見に変化を見せるのは大切な要素ですよね。」

 

ナカヤス

「そうですね。年代ごとにメイクプランをみんなで考えたり、大変なことも多かったですが、その分とてもやりがいのある現場でした!」

 

宮下

「20歳のソウルの撮影で思い出に残っていることはありますか?」

 

ナカヤス

「メイクに関して言えば、

学校での撮影は本当に駆け回ったなという印象です。

支度場所から現場までの距離もあったのですが、

何より秋山監督のスピードが速すぎて…(笑)

どんどん俳優部を送りだして、現場行って直してという感じでした(笑)

あと、印象に残っているシーンで言うと

佐伯斗真役の佐野晶哉さんが弾いていたピアノのシーンですね。

メイクのみうらさんと一緒に撮影中に感極まってしまい…

いろんな方から目真っ赤だよと指摘されてしまいました(汗)」

 

宮下

「あのシーンも本当に素敵なシーンでしたよね。

最後に、秋山組、20歳のソウルに参加してみていかがでしたか?」

 

ナカヤス

「今回は監督から撮影の数か月前にお声がけいただき、参加させてもらいました!

秋山組の皆さんは監督を筆頭に皆さんが常に全力投球!

ヘアメイクも田中さん、みうらさんと連携を取りながら必死に参加させてもらいました!

何より、いつもご一緒させていただいているメンバーと20歳のソウルという作品を全力でやれて、1日1日本当に楽しかったです!

本当にありがとうございました!」

 

宮下

「ナカヤスさん、本当にありがとうございました!」

 

 

今回は、ヘアメイクチームからナカヤスさんにお話を伺いました!

田中さん、ナカヤスさん、みうらさんの3名はどんな時でもいつも全力でぶつかってくれる仲間です!

この3名が試行錯誤しながら「20歳のソウル」に必死に取り組んでくれていたのは、映画を観ていただければわかるはずです!

皆様、どうぞお楽しみに!

 

 

本日もご覧いただき誠にありがとうございました!

2022.04.25
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皆さんこんにちは!

「20歳のソウル」でチーフ助監督を務めました、俳優の宮下涼太です。

 

 

昨日、一昨日と監督が忘れられないロケのお話をしてくださいました。

以前、僕もプロダクションノートに書かせていただきましたが

音楽ホールと野球場のシーンはどちらも人数の多い撮影で、時間とのたたかいもあり

スタッフも俳優陣も必死の撮影となりました。

 

 

 

音楽ホールのシーンは

市船吹奏楽部の演奏の見せ場のシーンです。

入念なリハーサル、そしてコンクールや定期演奏会の時のような、皆さんの緊張感を出すには高橋先生の存在はなくてはなりませんでした。

 

高橋先生には感謝してもしきれない思いでいっぱいです。

 

 

 

 

昨日、監督が書いてくださった

野球場で高橋先生からかけられたお言葉は今でもはっきり覚えています。

 

3日分を1日で撮るという濃密な撮影スケジュール。

また、いつコロナに関する宣言が出るかわからない状況で、撮りこぼしがあってはいけません。

 

撮影は開始と同時にすごいスピードで進められていきました。

緊張感のある撮影に必死なあまり、いつしか僕は周りが見えなくなっていました。

 

日も暮れるころ

先生から

 

「あとどのくらい時間かかる?みんな風邪ひいちゃうから」

 

と声をかけられた後、

周りを見渡すと1日中半袖短ズボン姿で過酷な撮影に協力してくれていた皆さんの姿がありました。

 

当たり前ですが、僕は上着を着ていて

日が暮れだしてから気温が下がってきていることに全く気づきませんでした。

 

周りが見えなくなっていた自分を反省すると共に、

どんな状況下でも生徒のことを1番に考え、周りの方への気配りを忘れない高橋先生の姿にたくさんのことを学んだ1日でした。

 

 

また、中井さんの「誰も知らない取材ノート」より

高橋先生の方針の一部をご紹介します。

 

市船の吹奏楽部では、練習や合宿に必要なプリントを作ったり配布物を配ったり、楽器や部屋を片付けたりといった雑事を、上級生が率先して担当します。

普通の部活では逆ではないでしょうか。下級生が雑事をやり、上級生は楽器の練習だけをしているという構図が一般的な気がします。

しかし、高橋先生は、右も左も分からない一年生に雑事は任せられないというのです。

下級生は上級生の背中を見て育ちます。その姿を見ながら「ああすればいいのか」「こうすれば上手くやれるんだな」と学んでいくのです。

上級生も自分たちが通ってきた道ですから、下級生が自分たちの姿を見ていることを知っているのです。だから、いい加減な態度でいることはできません。

下級生に対して偉そうにふるまっても、そこから下級生が何も学ばないことをよく分かっているのです。

主にリーダーは三年生が勤めているのですが、その指示の出し方も冷静で、「~してください」「~するようにお願いします」と、丁寧語を使っています。

一年生に対しても命令口調ではありません。

 

このお話もとても印象に残っています。

 

 

 

さて、話は変わりますが

今月28日はついに

『完成披露試写会』です!

本日、25日には『モニター試写』もございます!

 

公開日に向けて、やっと皆様に少しずつお届けできるようになってきました!

 

 

公開日まで残り約1ヶ月!

全国の皆様にお届けできる日を楽しみに、1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

皆様も「20歳のソウル」の公開日を是非お楽しみに!

 

2022.04.24
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20歳のソウル

監督の秋山です

 

昨日の続きです

 

船橋市民ホールの撮影中に

お母様が亡くなり

福島まで車を飛ばした高橋健一先生

 

3日後の

野球場ロケ前夜に帰京して

朝一には

スタンドにいらっしゃいました

 

印象的な雲が空に出た日でした

 

 

先生からいただいた言葉です

 

「私は生まれた時から、この歳になるまで

母に守られ生かされて来たことを

痛感しております

これからは

お空から見守ってくれていると思います」

 

 

野球場のロケは

以前

みやしーが連載したように

とても過酷な撮影でした

 

 

俳優部に加え

市船吹奏楽部

市船ダンス部

市船野球部OBや野球部役の大学生

卒業生の皆様

保護者の皆様

ボランティアエキストラの皆様

 

700人を超える大所帯でした

 

 

スケジュール

最初は3日で考えていましたが

コロナのリスクを考え

全シーンを

1日で撮り切ることを決断

 

幸いにも

晴天に恵まれ

 

我々は

まさに我を忘れて撮り続けました

 

その日の写真をご覧ください

 

 

高橋健一先生は

一枚も写真に写っていません

 

先生は

スタンドの一番上に陣取り

ロケが潤滑に進むように

吹奏楽部だけでなく

市船関係

全ての生徒たちに

指示を出して下さっていたのです

 

 

市船ソウルが演奏される時

スタンドでは

市船独特の

応援の動きがあります

 

吹奏楽部の演奏だけでなく

演奏にからむ何もかもについて

高橋健一先生は

スタンドの一番上から

的確に指示を出し

先生の力をお借りして初めて

我々は

リアルな応援シーンを

撮影することが出来たのです

 

動画1(クリックして再生)

 

 

ロケも終盤に差し掛かり

太陽が

今にも沈もうとする中

 

カメラ班は

グラウンドでスコアボードなどの撮影を続け

 

 

スタンドでは

俳優部と、吹奏楽部の皆さんの

声録りが続いていました

 

その時

高橋健一先生が

みやしーに言ったそうです

 

「みやしー、俳優部に一旦待ってもらい、先に生徒たちの声を録ってくれ」

 

すっかり辺りは暮れていました

 

 

真夏のような日差しは

いつしか無くなり

まだ、肌寒い三月終わり

 

真夏の設定のため

生徒たちの服装は

半袖半ズボンでした

 

僕らは

撮り切ることに必死で

待って下さっている

皆さんの服装まで

気が行き届いていなかったのです

 

いつも

冷静に温かく

生徒たちを思いやる

高橋健一先生

 

 

吹奏楽部やダンス部の

声を録り

 

待ってもらった俳優部の声を録り

 

無事に

3日分を撮り切りました

 

 

先生は

さわやかな笑顔で

球場を後にしました

 

全てが終わったとき

陽は沈み

真っ暗になっていました

 

 

完成した

20歳のソウル

 

野球場シーンは

臨場感あふれる

迫力満点のシーンとなりました

 

 

そのシーンを見るたび

福島から

とんぼ返りして

ロケに立ち会って下さった

高橋健一先生のことを

思います

 

先生

ありがとうございました

 

 

 

 

2022.04.23
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20歳のソウル

監督の秋山です

 

昨日のプロダクションノートは

中井さんとみやしーが

懐かしの船橋市民ホールに行った話でしたね

 

仕事でご一緒出来ませんでしたが

僕も行きたかった…

 

その中に出てくる船橋市市民ホールのロケは

一年前の3月28日でした

 

その日は朝一で

写輪館のロケでした↓

 

 

お祖父様とパチリ↓

 

 

写輪館から移動して

僕らが市民ホールに到着した時

すでに会場では高橋健一先生の指導で

市船吹奏楽部の皆さんが入念なリハーサル

 

 

実際に演奏して

音も録音するので

緊張感が漂います

 

 

そして

高橋健一先生役の佐藤浩市さんをはじめ

吹奏楽部員役の俳優部が加わり

入念なリハーサル

 

 

客席には

市船吹奏楽部、保護者の皆様や関係者の皆様が

集まってくださいました

 

ありがとうございました

 

 

感染対策に始まり

皆様への謝礼にと

大量のオリジナルTシャツを

スタッフと一緒に配ってくださったのも

市船吹奏楽部関係者の皆様でした

 

 

本当に

お世話になりました

 

 

コンクールの演奏シーン

会場ホールのシーン

 

順調に撮影は進みます

 

会場ホールのシーンでは

大切な歌があり

演奏の指導を終えた高橋先生も

ずっと立ち会って

撮影を見守ってくださいました

 

 

 

市民ホールのラストカットを撮り終えた瞬間

 

 

高橋健一先生のスマホに

着信がありました

 

 

高橋先生は

僕らから離れた場所で短く話すと

僕のところに来て…

 

「いま、母が亡くなりました。今から、福島へ帰ります」

 

実は

数日前から高橋先生のお母様の

御容態が良くないとは聞いていたのですが

 

コロナのため病室に入ることが禁じられていたこともあり

ずっと東京に残り撮影に力を注いでくださっていました

 

先生はその足で

ご自分で車を運転して

福島へ向かわれました

 

「三日で戻ります。野球場のシーンには、必ず立ち会うから」

 

そう、笑顔で話して

 

 

高橋先生から

無事に福島に到着しました

と連絡があったのは

その日の22時半

 

どんな想いでハンドルを握っていたのか…

 

想像するだけで

今でも涙が出ます

 

そして

言われた通りに

三日後

 

高橋先生は

撮影現場に戻って来てくださいました

 

 

高橋先生から

いただいたメッセージの一部です

 

 

「28日の撮影を終え母のもとへ。

30日には葬儀、火葬、納骨まで終えることが出来ました。ちょうど市船関係の撮影のない時期です。

母がそうしてくれたのか、大義がそうしてくれたのか、わかりませんが、私は明日の野球場のシーンから皆様に合流出来ます」

 

 

20歳のソウルは

 

高橋健一先生をはじめとする

たくさんの大義くんの仲間が

力を合わせて完成した映画です

 

 

 

「なぜ、毎日プロダクションノートを書くのですか?」

 

そう尋ねられることがとても不思議です

 

 

この物語は

誰のものでもない

 

大義くんを愛する

全ての人の物語だから

 

僕らだけが知っている全てを

伝えて行きたいのです

 

 

明日は

高橋健一先生が戻って来た

野球場のロケについて書きます

2022.04.22
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皆さん、こんにちは。

中井由梨子です。

 

今日は、船橋市の広報課が制作している広報番組「CITYNEWS」でのインタビューで、大義くんのお母様の桂子さんとご一緒に取材を受けました!

 

ふなばしCITY NEWS|動画で見る船橋市

 

映画のPRをさせていただけるということで、大義くんについての取材を始めてから本を書き、映画にするまでの思い出の数々を、お母様とともにお話させていただきました。

 

インタビューが行われたのは船橋市民文化ホール。映画では、吹奏楽コンクールのシーンのロケ地となり、大義くんも何度も演奏したことのある馴染みあるホールです。

 

 

今日は、お客様のいないがらんとした空間でしたが、撮影の時は舞台上に部員総出で楽器を設営してくださったり、ロビーで皆さんに着替えていただいたり、たくさんの保護者会の皆さんや卒業生の方がエキストラとして参加くださったり、吹部の皆さんと映画で過ごした時間が思い出されました。

 

 

なんとこの日、インタビューしてくださったのは、昨日のプロダクションノートにも書かせていただいた、大義くんの代の部長、河上優奈さんでした!

 

優奈さんから、本にしていく過程での取材や、映画化が決まった時のことなど、詳細なインタビューを受けながら、この5年間の懐かしい思い出がたくさん蘇りました。取材したというより、お母様の桂子さんや大義くんの周りの皆さんと楽しくお喋りしていたら、いつの間にか、形が出来上がってきた・・という5年間でした。

 

インタビューが終わっても、お母様と優奈さんと話がまったく終わらず、ずっと話し込んでいました(笑)

 

この日、大義くんのお祖父様がオリジナルで作ったという「市船soulタオル」に「絆」の文字を入れた新しいデザインのタオルをいただきました!

 

 

 

その後、ユッコ役を演じた佐藤美咲さんの取材も行われました。広報課からメディアに配信しているニュースレターにインタビューが掲載されるようです。

 

 

こちらにも優奈さんは携わっていて、ユッコ役のモデルである優奈さんと、ユッコを演じた佐藤美咲さんの対面が叶う瞬間でした!

(ちなみに優奈さんも美咲さんも赤ジャです)

 

 

美咲さんは、優奈さんのことを

 

「一番お会いしてお話してみたい先輩でした。今日お会いできて感激です!」

 

と仰っていました。

 

 

初めてながら、堂々と映画出演を果たした美咲さん。将来はダンサーとして活躍したいという夢を追いかけています。たくさんの可能性を試しながら、1日1日を歩んでいるそうです。

 

20歳になったばかりの美咲さん。

これからの活躍が期待されますね。

 

 

船橋「CITYNEWS」5月15日13時に放送されます!(YouTubeで全国どこでもご覧いただけます!)

ニュースレターは4月末に刊行されるそうです。楽しみになさっててください!

2022.04.21
最新情報

皆さん、こんにちは。
中井由梨子です。

 

試写会も進み、私が取材した大義くんの同級生の方も何人かご覧になっています。

 

その中で、今日は河上優奈さんと、坂巻知里さんからのご感想をいただきましたので、動画でお届けしたいと思います!

 

河上優奈さんは、原作では「ユナ」、映画では「ユッコ」として登場し、佐藤美咲さんが演じています。

大義くんの代の部長で、現役時代はサックス奏者。

 

「最高の形で、大義を送り出したい」

 

告別式で優奈さんが、集まった164人の仲間たちに伝えた言葉は、映画の中でも大切なシーンとして表現されています。

鑑賞後、お電話でお話したのですが、しばらくは言葉がなく、いつもしっかり者の印象が強い優奈さんですが、少し感慨深く、感想を話してくださいました。

 

動画1(クリックして再生)

 

現在は、船橋市役所の職員として広報課に配属され、なんと「20歳のソウル」の宣伝も担当されることになったとか!

 

「この巡り合わせは大義の仕業ですね」

 

と笑顔で仰ってくださいました。
本当に、嬉しい偶然です。

 

そして、同じく大義くんのお友達だった坂巻知里さんにもお話を伺いました。

 

動画2(クリックして再生)

 

5年前、取材を通して沢山のお話を聞かせてくださった大義くんのお友達の皆さん。

こうして、映画を見届けてくださって本当にありがとうございます。

 

「大義にまた会えた気がした」

 

優奈さんの嬉しいこのお言葉に恥じない気持ちで、これから公開までの1ヶ月、たくさんの方に見ていただけるよう、私も頑張ります!

 

©2022「20歳のソウル」製作委員会